タイプフェイスカタログ A to Z OpenType は既に主流になっているOpenTypeフォーマットのフォントのみ収録されています。

ライノタイプ、モノタイプ、ITCの三ファウンダリの書体が収録された大変美しいカタログです。白いカバーを外すとブラックの布張りで、カバーと同じデザインが表紙と背表紙部分に黒でエンボス加工されています。

576 ページ、 21 x 28 cm、 1,860 gの百科事典大です。

A to Z OpenTypeは全体説明、タイプフェイス掲載、テクニカルインフォメーションの３部構成で、英語、仏語、独語で書かれています。

タイプフェイスはカテゴリー別になっており、サンセリフ、セリフ、スクリプト・ブラッシュ、デコラティブ・ディスプレイ、ピクトラム・シンボル、ノン・ラテン言語（キリル文字・アラビア語・タイ語）の順に掲載されています。

カテゴリー内は書体名のアルファベット順に掲載されています。

最初に書体名、デザイナー名、発売年度、ファウンダリー名が記されています。

次にレギュラーウェイト（その書体の基準形）２４ポイントで一部アルファベットと数字が一行タイプされ、ペアになるイタリック体があれば次の行に表示されています。

その下の三行は１３ポイントでユーロマークを含む特徴的なキャラクター、最後にファミリーの全ウェイトが１２ポインポイントで表示されています。ウェイトが一覧できるので大変便利です。