ライノタイプ2006年7月号メールマガジン

 

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ちょっと一言

書体についての小さな話1
 by Akira Kobayashi

Popular Fonts : 本のフォント使用例 

Montix™ フォントって?


Linotype Inagur™ フォントって?

世界月間ライノタイプライブラリー売れ筋チャート




■■:ちょっと一言 1 ■■■

 今日は激しい雨が降っている東京。雨も上がる頃には夏休みの予定を考えたりする人も多いのでは?!個人的には、夏が一番好きな季節。本屋に行くとたくさん夏特集!の文字がありますね。今年の夏は気温が上がり、相乗効果で日本市場が潤うのでしょうか。某雑誌にも死ぬまでに行ってみたいビーチなどが掲載されていました。自分の思い出の地が第2位でした。マイナーすぎる場所でしたが、こうやって紹介される事で観光客が増えるんだろうか。
皆さんの夏休み計画は決まりましたか?休みが短い人も長く取れる人も?楽しい時間を過ごせるといいですね。


■■ 書体についての小さな話1 by Akira Kobayashi  2 ■■■


書体についての小さな話1
by Akira Kobayashi

Cooper Black (クーパー・ブラック)という書体があります。アメリカのデザイナーが 1921 年に制作した書体で、その太さと丸っこさが特徴です。食品やおもちゃ関係のロゴとして使われることも多いようです。 
マイク・マイヤーズ主演のおバカなパロディ映画『オースティン・パワーズ 』のなかでキャストを紹介する文字はこの Cooper Black で組まれていました。映画の主人公がタイムマシーンで 1960 年代のサイケな世界に行っちゃうからというので、書体もその時代の雰囲気のものを選んだんでしょう。でも、この書体のできた 1921 年といったら、サイケとは関係ない時代ですね。 
実は、この書体は欧米では 1960 年代に派手な色でポスターなどにバンバン使われたんで、その時代の印象が強く残っているんです。サイケな衣装やセットといっしょになって、60 年代の世界にトリップさせてくれます。きっと、映画の制作者は、お客さんに笑ってもらうために真剣にこの書体を選んだんじゃないでしょうか。 
他にも、Bottleneck (ボトルネック)とか Arnold Boecklin (アーノルド・ベックリン)とか Mojo (モージョ)など、サイケな 60-70年代を感じさせる書体があります。それらも、もともとは 19 世紀から 20 世紀初頭の活字やポスターのレタリングの書体化です。もちろん、 Arnold Boecklin や Mojo が生まれた時代のユーゲントシュティルセセッションの様式で使うのもアリですが、色の使い方やレイアウトの仕方によっては違う時代を演出することもできるということなんです。





ユーゲントシュティル Jugendstil
ドイツ語圏(ドイツ、オーストリア)におけるアール・ヌーヴォー の呼称。 

セッション Secession
19〜20世紀初頭にかけてドイツ、オーストリアに興った芸術の革新運動から生まれた様式。建築では、四角を基調とした様式が特徴。
過去様式からの分離を意識的に行った新様式で、アールヌーヴォーが曲線的であるのに対して直線的で、実用性を重視している様式。

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■■Popular Fonts : 本のフォント使用例 3■■■

  本を買う時に表紙も重要なチェックポイントですね。どんな書体が使われてるのでしょうか??
空港の本屋さんではたくさんの外国の本を目にしますね。

像をクリックして大きなサンプル画面をご覧下さい!↓

本: Breakfast in Bed
ライノタイプフォント: Arcadia
 デザイナー: Neville Brody

本: Die falsche Tochter
ライノタイプフォント:
Bodoni
 デザイナー: Morris Fuller Benton

本: The Cat Who Brought Down the House
ライノタイプフォント:
ITC Kabel®
デザイナー:
Victor Caruso

本: Too Much of a Good Thing
ライノタイプフォント:
ITC Luna
デザイナー:Akira Kobayashi

先月も人気ランキング1位!!
本: Shylock's Daughter
ライノタイプフォント: Zapfino™ /Minion

デザイナー:Hermann Zapf / Robert Slimbach

その他サンプル使用例

本: Typografian käsikirja
ライノタイプフォント:
Linotype Syntax
デザイナー:Hans Eduard Meier

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■■ Montix™ フォントって? 4 ■■■


Montix™
Diana Fischer, 2003


 Montix は、narrow (←標準的なフォントより文字幅が狭い)で仕上がっているタイプファミリーです。ドイツデザイナーの Diana Fischer 氏が2003年に作ったもので、ウェイトを5種類用意しています。Montix は特に見出しやディスプレイなどの目的で使用されると効果的です。Montix の文字は、比較的長めのアセンダーとディセンダーが特徴で、それに比べてボディーは水平でコンパクト、これが組み合うととってもユニークなスタイルにみえます。 Montix を本文などに使うと若干白いスペースがその周囲に残るので、とてもよく映えます。このスペースをうまく使えばロゴや企業の独自性を出すコーポレートのに使うのにとても適しています。

Montix™ Light
Montix™ Light Italic
Montrix™ Regular
Montrix™ Italic
Montrix™ Bold
 
Montix is a trademark of Heidelberger Druckmaschinen AG, exclusively licensed through Linotype GmbH, and may be registered in certain jurisdictions.

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■■■ Linotype Inagur™ フォントって? 5 ■■■


Linotype Inagur™
Hans-J
ürgen Ellenberger, 1999


 
Linotype Inagur は、少し丸みを帯びたサンセリフ体です。字形の中に手書き風文字の筆跡を感じとれるデザインは、まるでスクリプト体とサンセリフ体を組み合わせて作ったようにみえます。そう、この組み合わせこそが文字をとってもユニークな仕上がりにさせています。(例えば、下の黄色いサンプルにもあるアンバサンド (&) とサイン。)この独自性の強いユニークさは、ロゴデザインの強みになるでしょう。 Hans-Jürgen Ellenberger 氏は、1999 年にこの書体を作成しましたが、未だに現代風に感じるし、テキスト内でも非常に目を引く印象をもたせる事ができます。Linotype Lnagur の数字もかなりバラエティーに富んでいます。下の italic 書体を見ると、数字がオールドスタイル数字になっていたり、その中でもいくつかの数字が小文字と同じ大きさ(1と2のサンプルをご参照下さい。)に仕上がっています。
下記の書体サンプルをご覧下さい。

Linotype Inagur™ Light
Linotype Inagur™ Light Italic
Linotype Inagur™ Regular
Linotype Inagur™ Italic
Linotype Inagur™ Medium
Linotype Inagur™ Medium Italic
Linotype Inagur™ Bold
Linotype Inagur™ Bold Italic
他にも中央ヨーロッパバージョンも販売しております。


Linotype Inagur is a trademark of Heidelberger Druckmaschinen AG, exclusively licensed through Linotype GmbH, and may be registered in certain jurisdictions.

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■■Charts Best 5:世界月間ライノタイプライブラリー売れ筋チャート 6 ■■■


6月世界ランキング ベスト 5
下のフォント名/画像/書体サンプルをクリックしてみて!↓↓↓サンプル書体みれます。